「またできなかった…」
子どもがそうつぶやくたび、胸がギュッとなることはありませんか?
でも、ちょっと視点を変えてみたら…子育てはもっと楽になるかもしれません。
「できない」じゃなく「好き」に目を向けてみる
「うちの子、九九が苦手で…」「漢字テスト、毎回赤点で…」
そんな悩み、子育て中のママなら一度は経験しているはず。
でも、そもそも“苦手”って“嫌い”の裏返しじゃありませんか?
じゃあ、逆に“好き”なことって、どんなときでも続けられるんです。
「好きこそ物の上手なれ」
これは江戸時代から伝わることわざ。
好きなことなら、自然と上達するという教えです。
あるある!うちの子もそうだった…

「またこんな点数!?・・・」
うちの長男、算数が本当に苦手で…テストのたびに私まで落ち込んでました。

「図工とか物を作るのは好きなんだよなぁ・・・」
でもね、図工の時間だけは目がキラキラしてたんだ!
そこで私は、図工=得意=好き=モチベーションと考えて、
「算数を使って工作しよう!」という遊び感覚で学習に取り入れてみました。
すると…
なんと自分から「今日の工作、面積の計算したい!」と。あの“できない”が“やりたい”に変わった瞬間です。
数字で見る「好きの効果」
- 子どもの集中力は好きなことだと4倍以上続く(文部科学省調査)
- 「好きな教科」を持つ子どもは、学力テストの平均点が約1.5倍高い
勉強って、努力も必要だけど、「気持ち」がないと入ってこないんですよね。
実体験:あの子の未来を変えた“好き”の力
私が出会ったあるママ友の話。
発達グレーゾーンの子で、読み書きがとても苦手だったそうです。
でも、電車の名前と路線図だけは完璧。
その“好き”に寄り添って、「電車図鑑」や「駅名しりとり」で語彙を増やしたり、
漢字を使ったオリジナルクイズを作ったり。
今では鉄道研究部のある高校に推薦で進学!
好きは才能の入口なのかもしれません。
世間の「普通」に流されない勇気
「全教科平均点とれてこそ優等生」なんて、誰が決めたのでしょう?
スティーブ・ジョブズはこう言いました。
“Stay hungry. Stay foolish.”
型にはまらないことが、未来を切り開く力になるんです。
最後に、ママたちへのメッセージ
子どもの「好き」は、家庭にこそ育つ。
塾でもなく、学校でもなく、一番近くで子どもを見守れるママこそ、
“トリセツ”を見つけられる存在なんです。
たとえ“できない”ことがあったとしても、
“好き”を通して「できる」に変えていける。
── わが子のトリセツ まなママ